GO

 こんにちは、しみんです。あれ、今回はSさんの番じゃ……と思った方もいるかもしれませんが、Sさんの代理として書いているのでご心配なく。

 今回は金城一紀の『GO』をとりあげたいと思います。なんでこの作品なの? と言われてもこれといった理由はないのですが、あえていうならば(ギリギリ)オリンピック期間だから。

 意味がわからないと思うので説明します。そのためにまず簡単なあらすじを。

 
 
 日本生まれ日本育ちの「僕(高校三年生)」は韓国籍。つまり在日韓国人

 僕は考える。なんで自分は韓国人なんだろう。僕が属す国なんて他にないのに。いや、そもそも僕はどこかの国に属しているのだろうか。

 そんな僕は友人の誕生日パーティで一人の女の子と出会う。

 少しずつお互いのことを知り、愛を育んでいく二人。そして当然のように最終的な愛情表現へ。

 しかし、その直前に僕は告白する。実は韓国人なんだ。

 彼女も告白する。実はお父さんに日本人以外の人と付き合うな、って言われてるの。

 服を着て部屋を飛び出す僕。

 果たして二人はどうなるのか……。



 とこんなかんじです。

 読んでもらうとわかると思いますがこの作品は「国」や「人種」というものを中心に展開していきます。その狭間で苦しむ僕は言います。人間は元々別れていなかったと。国や人種の隔たりを気にする必要はないのだと。

 私はオリンピックでもこれと同じことがいえるのではないかと思います。つまり国家間という壁を取り除いて選手ひとりひとりのプレーに注目すればいいのでは、と考えるわけです。

 そうすれば日本のメダル獲得数なんかに気をとられないのでは……。

 


 自分でも偽善で薄っぺらい内容だなぁ、と不安になってしまいますが今回はこんなかんじで失礼します。

 

 次回は……誰に回したらいいんだろう。ここにまだ書きこんでいない人がわからないので、とりあえずT藤君(仮)に回したいと思います。