戦場なメリークリスマス
こんにちは。クリスマス・イヴに予定が入っている相口です。
クリスマスの原義であるところの「聖誕祭」は、12月24日の日没から12月25日の日没までを指しますが、その前半部、夜中の時間の一部を日本では「性の6時間」と呼ぶ人がいるのをご存知でしょうか。
やることやっている人たちを指しての発言です。何をやっているかは察してください。
商業主義的側面と並んで現代社会のクリスマスの要素として批判されがちな「性の6時間」ですが、しかし、批判される謂れなどないというのが事実でしょう。
人の多くは、せいぜい80年ほどしか生きられないものです。
果たしてその間に、何を為せるというのでしょうか。芸術作品を作りましょうか、科学的大発見をしましょうか、そういった「偉業」を為さない限り、人は何かを「為した」と認められません。
しかし、そうした偉業に匹敵する行いを、あまねく生きてきた人々は実現してきたと私は思っています。それは「未来をつくる」ということです。
自分だけの80年から、新たな80年を生み出し、次世代を育てていくこと。それは、100億円の絵を描きだすことや、宇宙の起源を解き明かすことと同じくらい崇高で、偉大なことだと思いませんか?
……こんなところでよろしいでしょうか。
反吐が出るどころか血反吐を吐きたくなるような論理を振りかざしてでもいないと、心の平穏が保てませんでした。神は「産めよ、増えよ、地に満ちよ」とのたまっているようですから、やはりかような行いは、むしろ原点(典)に立ち返っていっているのでしょうが、私も所詮は被造物ですので、嫉妬心にだってまみれます。
さて、クリスマスを前にして平常通りのコース活動をご紹介!
12月16日(月) 児童文学コース 『ラング童話』(テーマ『民話(童話)』)
12月17日(火) 日本文学コース 東野圭吾『秘密』
12月19日(木) ライトノベルコース ゆうきりん『魔王なあの娘と村人A』
創作コース 三題小説の合評(前回より延期となった2作品)
哲学コース(3限後より)
さて、わが文学会でも、降誕祭が始まる頃からクリスマス会が行われます。
別にミサや晩祷をする訳ではありませんし、恐らくは「性の6時間」に準じた催しでもないでしょう。それでもいいのです。そこに笑顔がありさえすれば、クリスマスは幸せなものであるはずです(反吐)。
ちなみに私もクリスマス・イヴに予定がある事実を高らかに披露しましたが、ミサ・晩祷と性の6時間のどちらに通じるものでもありません。つらい。
余談ですが、一般に七つの大罪を重さで並び替えると「色欲」よりも「嫉妬」が先に来るそうです。
更にいうと「怠惰」や「暴食」も先に来ています。忠実であるべき三大欲求はそれですか。つらい。
それでは最後まで読んでくださった皆様へ一足早いご挨拶を。
Merry Christmas!
相口夏来@勝手に貞潔19年
(業務連絡。ブログのスタイルを変更しました)