くえきなホリデイ

 冬休みに入ったようです。相口です。

 中央大学は12月23日(月・祭)から来年1月4日(土)までを冬季休業としています。
 わざわざクリスマス・イヴを休みにする辺り、思わずゲバ棒と火炎瓶でも握りそうになりましたがそれは先週お話したので省略します。



 さて、冬休みはけっこう平等に享受される幸福だと思っています。少なくとも、夏休みに比べれば。


 小3、中3、高3、大3、社会人3年目、それぞれの夏休みって、かなり違いませんか?


 小中は楽しいものでしょう。汗も虫も何のそのと友人と費やした無限の時間、好奇心と開放感が誘う異性との甘酸っぱい日々、とかがあるでしょう、きっと。

 それが高3になってみると、待ち受けるのは大学受験というオリンポス山。人間が一生のうちに最も頭に知識を詰め込む期間というのは、物心つくまでと、この高3の夏ばかりではないでしょうか。

 続いて大3、今度は就職活動目前というマリアナ海溝。単位取得、海外ボランティア、バイトやサークルでのリーダーシップの発揮――自分はなぜそうしてこなかったのか!という悩みに打ちひしがれます。

 そして社会人3年目。ここで夏休みが一気に短くなります。そして、自分の方向性を見失います。やがて、自ら辞表を出して死ぬ気で手に入れた正社員の座を退いていくことになります。


 これらに比べれば、冬休みはすべての人に寛容です。世代間の長さの差はそう大きくありませんし*1、そして「正月」という大義名分もあります。歳神様をお迎えするのに受験勉強も残業もあるかと叫べます。



 しかし、本学はそこはそれ、1月末に後期試験を挙行するというスケジュールを組んでいます。
 文学会の面々も、冬休みはレポートに試験勉強にと、辛苦な労働に追われることでしょう。




 さあ、年末年始ムードたらたらでしたが、まだ年内のコース活動は終わっていません!
 今週はこちら。

12月26日(木) ライトノベルコース 西尾維新〈物語〉シリーズ
(扱うのは『化物語 下』より「つばさキャット」、『猫物語(黒)』、『猫物語(白)』)

 思わず詳しく紹介してしまうほどの淋しさです。


 年内の公式活動はこのゼミをもって最後になろうかと思います。
 ゼミ告知のための(と認識してもらえているか些か不安でもある)ブログ更新も、いったんお休みです。


 最後まで読んでくださった皆様もそうでない皆様も、どうぞ良いお年をお迎えください。



 相口夏来@1月2日・3日は駅伝応援

*1:企業を小学校と比べると、夏休みの長さはおよそ10分の1にまで圧縮されるのに対し、冬休みは3分の1以下でした。